皆さんはコイン投資は聞いたことありますか?特に「金貨」はしっかりとしたものを選べば、非常に有益な長期投資方法となります。ところが、日本ではコイン投資が投資の中でも非常にマイナーかつ市場価格より圧倒的に高く売りつけることが多いです。
そこで今回の記事ではコイン投資の正しい知識や考え方をお伝え致します。
また、現物の金(ゴールド)の魅力についてはこちらの記事で紹介していますので、合わせてご覧下さい。
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金貨のメリット
金貨の保有メリットはたくさんあり、その魅力についてご紹介致します。
結論、金貨は金の上位互換です。
- 金に比較にならない程の年利になることも
- 経済ショックの影響がほぼゼロ
- 節税メリット
1.地金に比較にならない程の年利になることも
①ウナとライオン

通称「ウナとライオン」というイギリス金貨の中でも、最も人気のある金貨です。
この金貨の価格推移はこちら
◆ウナとライオン1939年5ポンドPR64DCAM(海外オークション価格)
2014年1月6日:$141,000
2021年3月27日:$456,000
なんと7年で3.23倍になっています!年利は驚きの31.8%
②ジョージ5世5ポンド金貨

現在のエリザベス女王の祖父にあたるジョージ5世。こちらの5ポンドという大型金貨の価格推移は
◆ジョージ5世1911年5ポンド金貨PR66の海外オークション価格
2013年10月1日 $7,637
2015年1月5日 $19,975
2017年4月10日 $42,300
2021年1月22日 $60,000
約7年で7.85倍!年利は85.625%
値上がりしやすい金貨の特徴
どういった金貨が値上がりしやすいか分かりにくいかもしれませんが、難しくありません。
金貨の価格は
発行枚数(希少性)×グレード(高鑑定)×人気性(デザイン性)
で決まります。
グレードとは、鑑定コインは1~70にランク分けされております。
PF(PR)-MS70 | 完全未使用 |
PF(PR)-MS 69-68 | 未使用 |
PF(PR)-MS 67-66 | 準未使用 |
PF(PR)-MS 65-64 | 準未使用 |
PF(PR)-MS 63-60 | 準未使用 |
PF(PR)-AU 59-50 | 極美品 |
XF 45-40 | 美品 |
F 15-12 | 並品 |
数字が大きいもの程グレードが高く、高額になります。そのため、(準)世界最高鑑定は値上がり率は高くなる傾向にあるのもポイントです。
また大型金貨(5ギニー・5ポンドなど)は高いが人気が高いので、価格上昇しやすいです。
経済ショックの影響がほぼゼロ
以下の表をご覧下さい。青いグラフはイギリスの金貨200種類の値動きを表すのですが、2008年のリーマンショックの時でさえ、全く値下がりをしておらず、右肩上がりになっております。

現物の金でさえも、リーマンショック時は一時的に下落をしたので、金貨の景気後退時の強さを表しています。
節税メリット
株式などは運用益がでたら、約20%の税金がかかってしまいますが、金貨には優れた節税メリットがあります。
利益が出た場合:譲渡益となり所得税が発生
計算式:譲渡益=売却価格-(取得価格+売却費用)
◆メリット1 :特別控除額がその他譲渡益と合算して50万円に。
⇒50万円までの損益は課税対象とならない。
◆メリット2:5年以上保有して利益が出た場合は上記式により算出された課税金額の半分が課税金額に。
上記の説明のみではイメージが湧きにくいと思うので、具体的な数字に置き換えてみてみましょう。
Ex1)200万円で取得、5年以内に250万円で売却 (売却費用5万円)
<メリット1の具体例>
◆計算式:譲渡益=売却価格-(取得価格+売却費用)
譲渡益=250万円-(200万円+5万円)=45万円
⇒譲渡益が45万円なので、課税対象とならない。
株式投資ならば、45万円の利益があれば10万円弱の税金がとられますが、金貨ならば0なのです。このように節税メリットがあります。
まとめ~金貨は魅力がたくさん~
金貨は買ってしまえば、あとはずーっと放置するだけ。(家事・盗難・水害だけ気をつけましょう)良いコインされ買えれば、それだけでよいのですから。
次回の金貨記事では金貨のさらなる魅力をお伝えしていきます。
ではまた!
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