皆さんは金関連の資産を保有していますか?
金融資産として金を保有する是非は投資家によって異なりますが、長年金を保有して恩恵をうけている私は非常に肯定的です。実際にどのような魅力があるかご紹介します!
金(ゴールド)の魅力
需要は「増える」が、供給は「減る」
需要と供給の両面で今後の金価格はより高騰する要素があります。
〈供給〉金の埋蔵量は残り20%程度
突然ですが、人類の歴史が始まって、金はどれほど採掘されてきたか知っていますか?
オリンピックプール4杯分(約19万トン)といわれています。一方で、残りの地中の金の埋蔵量はオリンピックプール1杯分強(約5万トン)ともいわれています。
つまり、残りの金の埋蔵量は20%程度ということです。
さらに今後採掘される金は採掘コストがよりかかります。これまで採掘されてきた金より地中深くあるためです。
〈需要〉中国・インド人は金が大好き
世界人口2トップの中国・インドは文化的に金を好みます。防衛の資産として金を重宝する国民性が日本人よりはるかに強いのです。
中国・インドは何千年という歴史の中で常に、外から異民族が侵入し、王様も代わってきました。為政者が代われば貨幣の価値もゼロになる。高額紙幣が突然廃止されたり、凄まじいインフレも何度も経験しています。しかし、どんなに政治情勢が変わろうと、金の価値が失われることはないため、金を重宝しているのです。
特にインドは今後さらに人口が伸び、経済発展する可能性が非常に高い国です。所得が増え、経済的に豊かになるであろうインド人の金需要はますます高まります。
金価格は上昇トレンド
金はインカムゲイン(配当)を生まないため、消極的に捉えている人もありますが、
2000年と2022年の(ドル建て)金価格を比較すると、なんと
年利は約30%!!
〈ドル建て金価格 月足:2000年~2022年〉

2021年の金価格は約5.5%下がってしまいましたが、チャートの通り長く持てば確実に増えるというのは過去20年が証明してくれています。
経済危機・インフレに強い
コロナショックを例にとりましょう。

〈上のチャート〉ダウ平均株価:コロナショック以前の株価復旧まで「9ヶ月」
〈下のチャート〉ドル建て金価格:コロナショック以前の株価復旧まで「1ヶ月」
経済危機が発生した場合の価格の復旧スピードが断然違います。株式は経済危機が発生した場合の復旧には時間を要しますが、金はすぐに回復します。ですから、暴落を恐れて金は慌てて売る必要は基本的にはありません。
10年に1度以上の周期で発生している○○ショックのような大きなリセッションを気にせず、長期保有できるのが金のメリットです。
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