この記事では初心者がやってはいけない株式投資の手法をお伝えします。
1回目は逆張りでの株式投資。
初心者の人は逆張り投資をしないだけで、
「損する確率は半分減り、損失額は1/4に抑えられる」
と認識して下さい。それくらいするべきでないと私は強く考えています。
逆張り とは
逆張りとは
相場の下落局面で買い、上昇局面で売るというやり方です。
具体的なチャートを挙げると
↓↓↓

下落基調になっている時に、エントリーをするということです。
逆張りの失敗あるある
資金がすぐなくなる
逆張りでエントリーした瞬間に上昇トレンドになることはなかなか難しく(ベテランプロトレーダーでも難しい)、基本的にエントリー後も下落が続くことが多いです。損切りラインを10%や15%と設定しても、その損切りラインより下値になってしまうことが頻発します。
損切りできないと塩漬けになりやすい
よくある逆張りの負のスパイラルは
①逆張りエントリー ⇒ ②大きな含み損 ⇒ ③塩漬け ⇒ ④機会損失
解説をすると
逆張りはエントリーのタイミングが良くないと、平気でエントリー時より20%以上の損失になることがよくあります。
損切りができればよいですが、「こんなに下がったんだから、このまま保有すれば値上がりするはず」と考え、保有し続けてしまう人が多いです。いわゆる「塩漬け」状態になります。
塩漬けになってしまうと、別の銘柄に投資して利益を出せるチャンスを失う(機会損失)にもなります。
逆張りしなくてよかった事例
私がエントリーするか迷ったが、しなかった逆張りの最近の事例を紹介します。実際にエントリーした場合、どれくらいの損失になったか考えながらご覧下さい。
以下のチャートをご覧下さい。ケアクラウド(MTBC)という米国医療機関向けWebサービスを提供しているIT企業です。
〈ケアクラウド 日足:2021年6月~2022年1月〉

●エントリーしようと思った理由
⇒7.5ドル近辺のサポートラインが半年間(2021年4月~10月)の間、機能しており、半年間1回も7ドル以下になることがなかったため。
実際、ケアクラウドはどんな株価推移になったかは
↓↓↓

2021年11月15日 7.5ドル(終値)
↓約1ヶ月半後
2021年12月29日 5.02ドル(終値)
■下落率 約33%■
それまで機能していたサポートラインは見事に機能せず、約1ヶ月半で3割強の下落となってしまいました。
エントリーしなかった理由
本題とは逸れますが、ケアクラウドにエントリーしなかった理由は「三角保ち合い(下落VER)」が形成されたからです。
↓↓↓
〈ケアクラウド 週足:2020年5月~2022年1月〉

綺麗に上値が切り下がっており、下落トレンドに突入する可能性が高いと思い、エントリーするのをやめました。
実際、下値にブレイクして下落トレンドが一層強くなった形になっています。
逆張り 投資をしそうな人診断
これは経験則ですが、逆張りを積極的にするタイプは
□我が強い
□リーダー気質
の性格の持ち主が多い印象を強く受けます。男性の方が多いですね。
このような性格の人が投資経験が浅い時には、逆張り思考になりがちで、短期間で多く額をロスしてしまう人が多いです。
一方で、決断力や思い切りが良いというメリットでもあるので、株式投資の勉強をしっかりと行い、経験を積んだ場合、逆張りエントリーで成功できる可能性を秘めているのではないでしょうか?
逆張りに向いている人
逆張りに向いている人は
- 損切りがきちんと(資金管理が)できる人
- テクニカル・チャート分析がきちんとできる人
と総じて、投資経験が豊富で感情で投資をしない人です。逆張りは順張り(上昇トレンドの銘柄にエントリー)以上に成功したらリターンは大きい場合がありますが、同時にリスクも大きいので、投資歴が浅い人は「順」張りがよいでしょう。
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