複利とは?
複利の説明をする前に、複利は偉大であることを強調させて下さい。
複利について、世界で一番有名な物理学者のアルバート・アインシュタインは
「複利は人類による最大の発明だ。 知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う。」
と複利を大変称賛しています。そのため、複利を活用することが金融投資においては非常に重要なのです。
では、複利とはどういうものなのか?複利は
利子に利子がつくこと
というものです。といってもなかなかイメージが湧きにくいと思うので、日常生活で使われている複利をみてみましょう。
複利の活用例 ~預貯金~
預貯金は実は複利活用されています。例えばを1000万円を年利1%の定期預金にいれた場合(年利1%の定期預金は日本に存在しません)
利子総額 | 前年比増加額 | |
1年目 | 100,000 | 0 |
2年目 | 201,000 | +101,000 |
3年目 | 303,010 | +102,010 |
4年目 | 406,040 | +103,030 |
4年目 | 510,100 | +104,060 |
と1年ごとに利子の前年増加額が増えていることが分かりますね。このように複利は運用期間が長ければ長いほど、雪だるまのように1年あたりの増加額が増えてくるのが特徴であり、最大のメリットです。
預貯金は利回りが低すぎるので複利を使っても意味がない
銀行に定期預金として、1000万円預けたら20年後はいくらになっているでしょうか?
銀行の定期預金の年利は一般的には0.001%ですので、20年で複利を利用しての運用益は約2000円程度にしかなりません。(1年あたり約100円)
20年で20年は非常に悲しいですね。そこで私たちは別の方法で複利を活かさないといけません。
複利を使った投資は米国指数を使っての投資信託
複利の力を最大活用するためには、安定的な年利を出している金融商品への投資が必須です。
最も無難なのは米国指数に連動した投資信託でしょう。中でも、S&P500をベンチマークとした「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「SBI・V・S&P500」は安定した利回りを出しているので、初心者の方はこれらを選ぶのがよいでしょう。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
〈トータルリターン〉
1ヵ月 | 6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 | 設定来 | |
---|---|---|---|---|---|---|
本ファンド | 4.19% | 16.78% | 44.52% | 27.66% | — | 92.04% |
カテゴリ平均 | 2.01% | 8.36% | 32.63% | 21.54% | — | — |
SBI・V・S&P500
〈トータルリターン〉
1ヵ月 | 6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 | 設定来 | |
---|---|---|---|---|---|---|
本ファンド | 4.18% | 16.70% | 44.23% | — | — | 76.06% |
カテゴリ平均 | 2.01% | 8.36% | 32.63% | — | — | — |
米国インデックス投資×複利の威力
アセットマネジメントワンの「資産運用シュミレーター」を使うと複利の威力を簡単に知ることができます!
S&P500をベンチマークにした投資信託(「eMAXISSlim S&P500」やSBI・Vシリーズ・S&P500)の年利は過去20年ベースの年利は5%前をです。これらの投資信託を使って複利運用をした場合、どれほどの利益が出るかシュミレーションしてみましょう。
- 年利5.0%(複利)
- 毎月3万円
- 20年間積立
- 元本は720万円
で運用した場合、20年後はどの程度になっているかというとこちら

利益額が約500万円です。銀行の定期預金は1,000万円を20年間預けて約200円でした。それと比較すると断然違いますね。
ちなみに運用年数を30年(元本1080万円)にした場合(他は上記と同じ設定)は、

約1400万円の利益額になります。
【まとめ】複利で大切なことは
複利の凄さは理解してもらえたでしょうか?
最後に複利を最大活用するために必要なことをお伝えします。それは「時間」です。時間をかければ書けるほど、雪だるまのように大きくなっていきます。そのため、長期保有が大前提が非常に大切です。
証券マンや銀行マンの言いなりになると無効の手数料欲しさに短期売買を勧められて、複利を活用することができませんので要注意です。
絶対に長期保有をするという意識を持ってもらえば、あとはほったらかしなので楽にお金が増えていきますよ。
コメント
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